作家 乙一との出会い
そもそも、私が本格的に小説を好きになったきっかけの作家さんが…
【乙一】
【黒乙一】は、読んで字の如く、ブラックでダーク、そしてディープな世界観の作品。グロいかな…?
【白乙一】は、ファンタジーながらも、どこか心温まるような作品。何本かは映画化されているのはこっち。
その乙一の作品との初対面は『GOTH』という作品で…
まぁ…内容をざっくり言えば…
一風変わった、少年と少女のお話。
これは、黒い方の乙一さんの作品ね!
もちろんグロいよね…。そして、異常者がいっぱい出て来るよねぇ~!
だってその子たちは…猟奇的な殺人、もしくは殺人者にとても興味を持っているから。
そんな尋常ではない人たちに興味を抱く、高校生の男の子と女の子。そんな彼らの、感性と言うか心理に全く共感出来ないながらも、どこか微笑ましくも思えてしまうようなお話で…。
で、その『GOTH』と出会ったきっかけってのが…
総合病院の購買…
え…?
あり得へんやろーーーっ!!!!!
そうなのよ!笑
常識で考えたら…病気の人たちや傷付いてる人たち、もっと言うと、生死をさ迷ってる人とその家族たちがいる…
そんな普通の総合病院。
購買で普通売るかぁ~?!
グロいのを~!?
何食わぬ顔をし、そして快楽的または欲望のまま人を殺してしまうような殺人鬼や、無惨な死体の細やかな描写があって…。
そんな異常者たちを羨望の眼差しで見つめる高校生男女のお話なんだよっ!!
高校生の男女っつっても、キュンキュンするような恋愛小説とは訳が違うからねっ!!!
当然病院には合わないっ!!!!!!!
いや、あってはならないはずっ!!!!!
不謹慎だって思う人も中にはいるかもしれない…
そんな残酷なストーリーの本を、一体誰が病院で買おうと思う~?!
いないでしょ~!普通っ!!
病院で需要があるとでもぉ~?!!
…ん?
ってか、買ってんじゃんっ!!!!!
しかも、ハマってんじゃ~んっ!!!!!!!
ま…まぁ…そ、そのぉ…ここ…これはぁ………
“そこに乙一があったから”
って、登山家みてぇ~な言い訳してんじゃねぇ~よっ!!!
しかも…
脳内で、NHKの『プロフェッショナル』のポーンって効果音聞こえたわぁ~!!!!!
まぁまぁ、その話は一旦置いといてぇ…
置くな置くな置くなっ!!!!!!!!
子供がまだ小さいころ、小児ぜんそくの発作で入院したことがあって…。
子供の体調もよくなってきたし、その間やる事もないから購買へ行ってフラフラと本を物色してたのね…
で…でも…私さぁ…村上春樹さんは苦手っつか、あまり好きじゃないんだよねぇ…
ハルキストさんには申し訳ないんだけどね……
まっ、そんな訳で~……
ってか、話題そらしやがった~??
つまりは…
そのような経緯で、乙一ファンになりました。
ちなみにね、そこの病院…
作者:七尾与史/『死亡フラグが立ちました』
作者:木下半太/『オーシティー』
とかも売ってて、もちろん買って読んだんだけどさぁ…
まず、死亡のフラグは立てちゃダメじゃねっ!?
何度も言うようだけど…
病院だよっ!!!!!!!
でね…
『オーシティー』に関しても、殺し屋だらけだからねっ!!!!!
病院としてチョイス~っ!!!!!!!
…と、まぁ、その病院のお蔭で…
私はミステリー小説が好きになりました。
おわり!笑