チェーン・ポイズンの感想

思えば、9月からの私は読書に明け暮れていた。

リオ五輪が終わり、燃え尽き症候群になりかけた時にふと見つけた小説。携帯内で手軽に読める、ケータイ小説。今までこの手の類は避けてきた。というよりも、見下していた。10代20代の『女の子』が簡単に読めるものだと…。しかし、短編ではあったが、面白かった。携帯の中のミステリーに夢中になれた。

小説は好きだ。幼い頃、母親から「漫画でもいいから本を読みなさい」と育てられ、本に対しての金銭的な問題は、母親のおかげで皆無であった。(それは本だけであり、洋服やゲームなどの玩具は特別な日にしか買ってはもらえなかったのだが。)

漫画であろうと雑誌であろうと、もちろん小説など文庫本でなくとも欲しいと言えば買い与えてもらえた事に今でも感謝している。

ただ、飽きやすく熱し易い性分だ。寝る間も惜しみ読書に勤しむ時期はそう長くは続かない。だからと言って、私の中での炎は完全に鎮火するのではなく、常にじりじりとくすぶってる。

今回の読書への情熱が再燃したのも、たまたま燃え尽き症候群の私の前にケータイ小説があっただけで、きっかけは毎回違う。その小説と出会えていなければ、今こうして読書に没頭してはいなかっただろう。

そして、この三か月で30冊弱を完読した私は、読書の情熱がリオ五輪の聖火のごとく今も尚燃え上がっている。

そうは言っても普段は仕事をしているので、寝不足の日々がt……

 

 

 

 

 

 

ってか、小説の事をブログに書くということで…小説家風をきどって書いてみたけど…

 

 

 

 

 

むーーーーーりーーーーーっ!!!!!!!!

 

 

 

 

っつか、めんどいっっ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

まっ、気軽に感想を書いていこう~♪

 

 

 

 

昨晩読み終えたばかりの

 

『チェーン・ポイズン / 本多孝好

 

の感想を…。

 
f:id:min5minmin:20161222021342j:image

 

 

 

ただ、期待されては困るので初めにご理解頂きたい!

 

文章のセンスは皆無!!!これはあくまでも独り言ですっ!!!

 

 

 

 

 

 

まず、この『チェーン・ポイズン』のあらすじは…

 

 

 

 

 

 

 

f:id:min5minmin:20161222021406j:image

        ↑

(文庫本の裏表紙参照)

 

 

もっと詳しく知りたいのなら、是非ともググってもらいたい。作品も作者さんも有名だと思うので、すぐに出てくるはず…笑

 

 

 

感想はというと…

 

 

 

 

とにかく凄い!!!

完全にやられたという敗北感と、見事に騙されたという爽快感!!久しぶりに面白いと思ったわ~!

 

 

 

30冊近くのミステリーを読んだけど、直近三か月の小説の中でTOP5には入るんじゃないかな?

って、あくまでも主観だけど…

 

 

 

あと、何がよかったかって…

 

 

 

 

登場人物が少ないっ!!!!!笑

 

 

 

私、ダメなんだよねぇ…たくさん登場人物が出てくるの…

木下半太さんの悪夢シリーズはほぼほぼ読んでるんだけど、この間読んだ『悪夢の水族館』はメモったもんね!登場人物を!!!

おまけに、それを使って相関図まで作っちゃったから!笑

 

 

これはメモも相関図もなく読み進める事が出来た~♪

ミステリーって、要は犯人探しであったり、トリックを考えたりするものでしょ!それなのに、登場人物の名前に惑わされそうになって、謎解きはおろか内容もまともに入って来ないのは…ねぇ…って、私が単に頭が悪いだけか…苦笑

 

 

でもさ…沢山のミステリーを読んでると、先がある程度読めてきちゃうの!だから私はなるべくピュアな気持ちで読むようにしてる!もちろん予想はするけど!

 

 

 

 

 

…と、脱線してしまったけど、本格的に感想を書きます!

 

 

 

 

“雑誌の編集者が不審な3件の自殺を追っていく”という現在と、“自殺願望者が過ごす一年”という過去がこの本のベース。でも、なかなか編集者が真実に辿り着けない。そこがもどかしくもあり、面白くもあり。

 

内容はやはり【生】と【死】を扱ってるので、苦手な人もいるかもしれない。でも、イヤミス的な後味の悪さは、私は感じなかった。3人の人が亡くなってしまってそれのどこが?!…と思うかもだけど、そこにはほんの小さな希望が残されてたんだよね!

 

最後に少しでも希望が残ってくれてたから、それだけで私は納得出来た。

 

私は、イヤミス反対派なので…笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に死ぬ気なら、一年待ちませんか?」

 

 

 

“死のセールスマン”はそう言って、結局その3人は死を選んでしまったんだけど、その一年を待っている…という事で、その人たちは本当の自分、価値観、罪悪感、生への未練…なんかを探すんだ。

 

 

 

 

 

 

 

上手くまとまってないけど…とりあえず、おすすめの一冊です♬*゚